前から僕が大好きで時々足を運び、ものづくりの高いモチベーションやエネルギーに浸りに行く場所があります。
その場所とは、上野にある「東京国立博物館」です。
今年より本館がリニューアルオープンしたこともあり、昨年暮れに行った時に見られなかった作品が見たくて先日行ってきました。
ここでは本館を始め、表慶館・平成館・東洋館(工事で休館中)・法隆寺宝物館からなる展示室で、日本を中心とした東洋諸国の美術・工芸・考古の品々を見ることが出来て、とても勉強になるし刺激溢れる所です。
今回一番見たかった(いつもなのだけど)のが、現在本館で展示されている高村光雲作の木彫「老猿」です。
力強い老猿の姿に写実的な表現と確かな技術が融合したこの作品は、大胆かつ繊細で作品が持つパワーに見る度に圧倒されてしまいます。
作品を観てると、鑿の一振り一振りに光雲の魂が宿っているように感じるのです。
「僕もそんな作品が作れるように精進しなきゃ」って思うと同時に、ものづくりを続けるエネルギーを貰って帰途に就きました。(風邪がぶり返しましたが・・・)